こんにちは、あかちゃんママです。普段は日本でおうち英語やバイリンガル教育をしているパパ・ママに有益な情報をご紹介していますが、今回は私がカナダで長女にしてきたバイリンガル教育記録を妊娠から幼稚園卒園までご紹介します。長くなるので小学校編は別記事にてアップします。

環境や立場は異なりますが、共通することも多いと思いますので、参考になることがあれば嬉しいです。
わがやの長女のトリリンガル教育記録
私の環境
私は英語が得意ではなく、カナダ人の夫は日本語が堪能なため(トータルで日本に4年間滞在してました。語学の達人)、子供が生まれる前から夫婦間の会話は日本語でした。

夫は自分の日本語力をキープするため、夫婦で日本語を話すことを望んでいました。
妊娠中
日本語:夫と日本語の教育について話し合い、聞く、話すだけでなく読み、書きもできるバイリンガルを目指すことに。そのため、私は10年はフルタイムでの仕事はせず、子供の日本語教育に力を注ぐことを決めました。国際結婚夫婦によくある一親一言語ではなく、我が家は家での会話は100%日本語にしようということになりました。
妊娠中から絵本の読み聞かせを始め、毎日30分ぐらいの読み聞かせをするように。お腹に向かって私と夫が毎日日本語で話しかけていました。
英語:同時期に妊娠したフィリピン人の友達と週に2−3回ペースで会い、一緒に妊婦教室に通い、会話をしていました。

カナダ在住で日本語の絵本が手に入りにくい環境だっため、「大きなかぶ」、「ぐりとぐら」、「いないいないばあ」の3冊を繰り返し毎日読んでいました💦
生まれてから入園まで(0〜2歳)
日本語:話しかけは日本語、赤ちゃんの頃はベビーサインも使って会話のやりとりをしていました。日本語の絵本は毎日5冊〜20冊ほど読んでいました。2歳までは動画はあまり見せず、日本の童謡やアニメソングを聞かせていました。
日本人ママたちのコミュニティーにも積極的に参加し、長女が1歳になった頃から日本人ママのプレイグループに参加し、仲良しの日本人ママと週1−2ペースでプレイデートをしていました。
英語:フィリピン人の友達と週に1−2回ペースで会い、1歳頃からはメキシコ人の友達も加わってプレイデートをしていたため、日本語、英語、スペイン語が飛び交っていました。市の主催するプレイグループに参加し、その時に住んでいる場所がフランス語圏であるケベック州に近いオタワだったため、歌や絵本、手遊びを英語とフランス語でやっていました。
家ではたまに英語の歌を聞かせることはありましたが、日本語に比べたら圧倒的に少なかったです。
フランス語:プレイグループに参加した時に、フランス語の歌や本、手遊びを見て聞いていました。私自身はフランス語の語学学校に6ヶ月通っただけで挫折してしまったので、全然理解できませんでした💦

フィリピン人ママやメキシコ人ママとプレイグループしている時は、子供たちは互いの喋っている言語はわからないものの、楽しそうに遊んでいました。
プリスクール(3歳)
幼稚園入園を前にして長女が英語をまったく喋れないことが心配になり、週に2回、午前中のみプリスクールに行かせることにしました。幼稚園は無料ですが、プリスクールは有料です。
日本語:プリスクール以外のほとんどの時間は日本語で過ごしました。週に1−2回の日本人ママとプレイグループに参加したり、プレイデートをしていました。寝かしつけに苦労し、眠るまで絵本を読んでいたため、かなりの時間絵本の読み聞かせに費やしていました。
日本語学校が翌年始まることを考慮し、この頃から運筆、ひらがなとカタカナ、数字の読み書きを練習しはじめ、少しずつ机に向かう習慣づくりを始めました。
英語:週に2回午前中にプリスクールに通い、その間はずっと英語。プリスクールは遊びやクラフトが中心でした。先生からの話では、長女はあまり話すことはないが、先生からの話しかけに対して簡単な返事をすることはできるので、聞いて理解はしているようだということでした。

プリスクールに行かせてみたものの、時間が短いこともあり、あまり効果があったかどうかは疑問です。ただ、集団生活に慣れるのと、幼稚園はこんな感じだという雰囲気を感じられたのはよかったかなと思いました。
幼稚園(4〜5歳)
幼稚園入園直前にオタワからトロント近郊に引っ越しました。幼稚園は8時5分〜2時30分までのフルタイム。ちなみに幼稚園はJK(年中)とSK(年長)の2年間になります。
日本語:幼稚園に通っている以外は私と夫が日本語で話しかけているため、まだ日本語優位。土曜の午前中に日本語学校に通い始めました。補修校やいろんな日本語学校があって迷ったものの、土曜までフルタイムで勉強をさせるのは大変すぎるということと、日本のイベントや文化を大事にしていること、経済的な負担、家からの通いやすさなどを夫と考慮して決めました。既にひらがなとカタカナを習得し、日本の4〜5歳と同じくらい喋れたため、日本語学校は問題ありませんでした。
日本語学校に図書コーナーがあって本を借りることができたため、読み聞かせの際にとても助かりました。
英語:プリスクールに通っていたものの、長女にとっては幼稚園が初めての学校生活だったようです。恐らくプリスクールはプレイグループの延長という感じだったのでしょう。幼稚園では初日からフルタイムで8時5分〜2時40分だったので、長く感じたと思います。娘は先生やクラスのお友達の英語が理解できず、相当苦労したようです。お友達とおしゃべりしたい、遊びたいという一心で必死に英語を覚えたと言っていました。
幼稚園から宿題として、生徒の英語レベルに合わせた薄いブックレットを持ち帰ってきて記録をつけるように言われていたため、夫が長女の音読を指導していました。

毎日お友達と遊んだり、先生の話を聞いていく中で、少しずつ英語を聞いたり、話したりできるようになりましたが、本当に大変でした💦

幼稚園ではフォニックスやサイトワードを教えたり、英語の音読指導やアルファベットを書く指導もあり、知育を取り入れ、友達にアンケートをとってグラフを作らせたり、プレゼンテーションがあったり(Show & Tell)と教育レベルが高かったです。
良かった点・反省点
良かった点
・乳幼児期をじっくりと向き合って過ごすことができた
・ずっと日本語で話しかけていたため、たくさん日本語をインプットすることができた
・カナダに住んでいるわりには、日本語の絵本をたくさん読み聞かせできた
・いろんなバックグラウンドのお友達と接することができた
・日本語の基礎を作ることができた
反省点
・カナダに住んでいるから英語は何もせずとも自然に身につくだろうと思い、幼稚園に入るまであまり英語教育をしてこなかったので、英語時間を作って基礎的なことを教えてあげれば良かった
まとめ
今回は妊娠中から幼稚園卒園までのわがやの長女のバイリンガル教育について振り返ってご紹介しました。皆さんの参考になるような話があれば幸いです。

次回は小学校編について語りますので、もし良かったらまたお付き合いいただけたら嬉しいです。
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