子供のスクリーンタイムを減らすために効果絶大な方法がコイン制です。コインを使ってどのようにスクリーンタイムを制御するのか、子供がどうしたらスクリーンタイムを自ら減らそうとするようになるのか、継続するためのコツなどをご紹介します。

子供のスクリーンタイムを減らしたいんだけど、言っても聞かなくて。どうしたらいいかしら?

うちの息子はゲームが好きで、暇さえあればゲームをしてるんだよな。やめさせようとすると怒るし、困るよ。

今回は、我が家で効果があったスクリーンタイムを減らす方法をご紹介しますので、参考になると嬉しいです。
コイン制を導入して、スクリーンタイムを減少
スクリーンタイムとはTVやパソコン、スマホやタブレットなどの画面を観ている時間をいいます。動画やアプリの弊害、年齢別のスクリーンタイムについては、こちらの記事で紹介しています。
コインを与えて、スクリーンタイムを制限する
我が家では1週間につき、10枚のおもちゃのコインを渡しました。コインがなければ、紙で作ったチケットでもいいです。コイン1枚につき30分、スクリーンタイムがもらえます。スクリーンタイムには家族でTVや動画を観る時間や勉強の時間は含まず、自分の楽しみとして使うものです。コインを使えるのは、やるべきこと(勉強や宿題、習い事など)の後とし、それまでデバイスの使用は禁止します。

夏休み中、長女は起きるとすぐにiPadで動画を観ていたのですが、このルールを決めてからダラダラと観ることがなくなりました。
残ったコインを換金し、子供のやる気をアップ!
1週間経ってコインが残っていた場合、その分を換金します。お金がもらえることで、子供のやる気がアップします。娘たちにカナダドルに換金するか、日本円で換金して帰国した際のお小遣いにするか聞いたところ、日本円がいいと答えたので、我が家では1コイン50円として換金しています。

コインをお金に換えられることで、本当に自分がスクリーンタイムがほしいのかしっかり考えてスクリーンタイムを使うようになりました!
タイマーを使って30分測り、きっちり線引き
iPadのタイマー機能やキッチンタイマーを使って30分測り、タイマーが鳴ったら動画や漫画のページの途中であっても終了というルールを決めました。

今までは、『動画が終わるまで』、『この漫画を読み終えるまで』と言いながら観ていたので、これによってスクリーンタイムを管理できるようになりました。
コインを連続で使わせない
1コイン使って30分スクリーンタイムしたら、次のコインを使うまでは30分あけるようにしています。これで、連続でスクリーンタイムに入ることを防げますし、眼精疲労の回復にも繋がります。

スクリーンタイムの後は、散歩に出かけたり、家族でゲーム(ボードゲームやトランプ)をしたり、本を読んだりするのもいいですね。
コインを獲得できるシステムも導入
お手伝いポイント表を作成し、お手伝いごとのポイントを決め、10ポイントごとに1コインまたは50円を獲得できるようにしました。もしコインを全て使い切って足らなくなったら、お手伝いすることによって新たなスクリーンタイムを獲得することができるようになります。お手伝いもしてもらえるので、パパ・ママにとっても助かりますよね!
ちなみに、我が家でのお手伝いによって獲得できるポイントの一例をあげますので、参考にしてみてください。

今のところ娘たちはコインよりもお金がほしいということで、お金に換えています。お手伝いすることで生活力もついて、一石二鳥です♪
お小遣い帳に記入してあげることで、モチベアップ!
我が家の場合、日本円で後に渡すことにしているため、それを忘れないようそれぞれのお小遣い帳に増えた金額を日付とともに記入しています。これによって、自分がもらったお金が目で見て分かるので、子供たちのモチベに繋がっているようです。また、後払いのため散財することもありません。

長女は1年で1万円もらうことを目標にして、がんばると張り切っています!
コイン制を続けていくためのコツ
自分の子供に合ったコインを準備
子供の実際のスクリーンタイムと理想のスクリーンタイムを照らし合わせ、どれぐらいのコインなら子供のやる気を引き出し、スクリーンタイムを減らせるのか考えてみましょう。ゲームだと30分じゃ終わらないというのであれば、1コイン1時間に変えて渡すコインを減らしたり、家庭独自のルールを設けましょう。

あまりにもコインが少ないと子供はやる気にならないですし、逆にコインが多いとスクリーンタイムを減らすことはできません。
コインを使うことを口出ししない
子供がコインを使いたいと言った時は、何も言わずに受け取りましょう。子供が週の始めにコインを使い切ってしまえば、それでスクリーンタイムは終了します。それ以降、ゲームをしたり、動画が観られないと分かれば、子供は自分でコインを賢く使うことを学ぶでしょう。

親に言われるより、子供が自分で気づくことが大事です。
親の根気も大事
コイン制を導入しようと決めたのに、親の方がそれを面倒くさくなってしまったり、忘れてしまったりしてやめてしまっては、継続できません。忙しく、面倒に思うときもあると思いますが、子供のスクリーンタイムを減らしたいのなら、継続していくことが大事です。

私もまだ始めたばかりですので、頑張って続けていこうと思っています。一緒に続けているパパ・ママがいると思うと、がんばろうという気持ちになります。
我が家の結果
我が家の娘たちの夏休みのスクリーンタイムは
長女:1日平均3〜4時間
次女:1日平均2時間
ほどでした。
2週間コイン制を実施したところ……
長女:1日平均20分
次女:1日平均25分
という結果になりました。家族でのスクリーンタイムをプラスすると合計1時間半ぐらいとなるため、6〜10歳の推奨スクリーンタイム1時間半、11〜13歳の推奨スクリーンタイム2時間以内におさまっています。
これからも続けていき、ある程度経ったら結果を報告したいと思います。
まとめ
いかがでしたか?今回のコイン制導入にあたって参考にした書籍がありますので、ご紹介します。興味があったら読んでみてください。

我が家の娘たちにはとても効果がありましたので、子供のスクリーンタイムが多くて困っているというパパ・ママはぜひやってみてください。この情報がお役に立てたら嬉しいです。
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