【よくある疑問】子供に日本語と英語を同時進行で教えてもいいの?

バイリンガル子育て
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子供に日本語と英語を同時進行で教えることに不安を持っていませんか。母語である日本語をしっかりと身に付けさせながらも英語と日本語の学習を同時に進めていく上でのポイントを、日本やカナダでバイリンガル教育に取り組むパパ・ママに向けてご紹介します。

 

はなちゃん ママ
はなちゃんママ

日本語と英語って、生まれた時から同時進行で教えていいの?

ゆうくんパパ
ゆうくんパパ

日本語と英語を同時進行で教えたら、どっちも中途半端なセミリンガルにならないか心配だなぁ

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

では、日本語と英語を同時進行で教える上でのポイントについてお話ししますね!

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日本語と英語を同時進行で教えても大丈夫!!

  日本語と英語を同時進行で教えても大丈夫です!けれど、日本で生まれ、生きていくお子さんにとっての母語は日本語です。0歳〜3歳は「英語耳」「英語脳」が形成される時期であると共に、「日本語耳」「日本語脳」が形成される時期でもあるということをどうかお忘れなく。お子さんに英語を学ばせたいという強い気持ちがあったとしても、日本語を覚えることが大前提です。日本に住みながら英語のプリスクールに通わせ、家庭でも英語で話しかけ、英語の歌を聴かせ、英語の本を読み、英語のTVや動画を観せて育てていると、日本語が形成されなくなり、お子さんが小学生になった時に苦労することになります。

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

これは私の経験を踏まえた話でもあります。カナダで育てるからには日本語を覚えさせなければと強迫観念のように思い、生まれてから幼稚園に入るまで娘たちをほとんど日本語で育てた結果、幼稚園ではまったく英語が分からず、娘たちに苦労させてしまいました

日本語と英語を同時進行で教える上でのポイント

1文に英語と日本語をミックスしない

  親が子供に喋りかける時に、1文の中に英語と日本語が混ざらないように気をつけましょう。「ちゃんとシンクしてスタディしないと!」のような、いわゆるルー語ですね。話しかける時には英語は英語、日本語は日本語で話しかけないと、特に幼い子供はどれが英語でどれが日本語なのか混乱してしまいます。

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

特に海外で子育てしていたり、英語が得意なパパママさんに見られます。お子さんはパパママが話す言葉をよく聞いていますので、気をつけましょう

  ちなみに、子供自身が日本語と英語を混ぜて話す場合については、こちらの記事にてお話しています。

日本語と英語を使う時間や場面を分ける

  午前中のこの時間は英語のみを使うと決めたり、英会話スクールに通って英語を使う場所を決めたりすることで、子供の脳が自動的に日本語から英語に切り替わりやすくなります。ただ、英語の習得のために必要な時間は2000〜3000時間になりますので、英会話スクールだけでは圧倒的に時間が足りません。家庭でも英語の音楽や絵本、TV、動画、アプリなどを活用しながら英語環境を作るようにしましょう。

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

特に幼い頃は日本語と英語の時間や場面を分けるようにしましょう。配偶者が外国人の場合は、1親1言語(OPOL)を使って英語を習得させる方法もあります。

子供の特性を見極めて判断する

  日本語と英語を同時進行で教えることをすんなり受け入れられる子もいれば、それによってどちらの言語も習得できずに苦しむ子もいます。絶対に我が子をバイリンガルにしたいという思いだけで突き進んでしまうと、お子さんが日本語も英語も中途半端な状態であるセミリンガルになってしまう可能性もあります。それに、年齢によるものもあります。もし幼少期からバイリンガル教育を始めて、うちの子供には合わないようだと感じたら、まずは母語である日本語を伸ばしてあげて、日本語力の基盤がしっかり身についてから英語を第二言語として学ばせるという方法もあります。

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

パパママばかりが気合いが入っていて、子供はまったく興味なく、嫌いになってしまったら意味がありません。子供の特性を見極め、この方法はうちの子に合っているのか確認しながらバイリンガル教育を進めていきましょう。

まとめ

  いかがでしたか?母語である日本語の基盤をしっかりと作ってあげ、子供の特性を見極めながら日本語と英語を同時進行で教えていきましょう。うちの子供に合わないと思った時にはいったんやめて母語の基盤がしっかりとできてから英語を習得させることも大事です。

あかちゃん ママ
あかちゃんママ

バイリンガルになれたら多くのメリットがありますし、親として子供にできるだけのことをしてあげたいと思うものです。それでも一番大切なのは、子供が体だけでなく心も健やかに育つことですよね。

  バイリンガルになるメリットについては、こちらの記事をご参考ください。

 

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