カナダの公立の学校は幼稚園から高校までの授業料が無料です。幼稚園、小学校から中学校、高校、大学と分け、それぞれにかかる費用をご紹介します。また、水泳、バレエ、体操、スケート、ピアノ、公文といったお稽古事にかかる費用も日本と比較してご紹介します。

日本は小学校と中学校は無料だけど、カナダではどうなの?

習い事って、日本は高い方?安い方?

では、カナダでかかる学校の授業料やお稽古事の費用をご紹介しますね!
カナダの教育制度について
カナダの教育制度は州や地域の教育委員会によって異なるため、ここでは私の住んでいる地域の例をあげてご紹介します。オンタリオ州の義務教育は、6歳〜16歳になります。
・1〜6年生(Grade 1-6) 日本の小学校にあたります。
・7〜8年生 (Grade 7-8) 日本の中学校にあたります。
・9〜12年生(Grade 9-12) 日本の高校にあたります。

娘の学校では幼稚園及びGrade1〜8まで同じ校舎で学びますが、他の地域の教育委員会ではミドルスクールといって、Grade7から学校が変わるところもあります。
カナダでかかる学校の費用
幼稚園
公立であれば無料です。幼稚園はJK(年少)とSK(年長)となっていますが、1クラスにJKの生徒とSKの生徒が半分ずついる構成となっています。
・給食やおやつーお弁当とスナック(午前と午後2回分)を各自持参
ランチタイムに家に帰って食べることも可能
・教科書ー学校側が無料で用意したプリント
・体操服ー指定がなく、動きやすい格好であればOK
・水着ープールがないので水泳の授業がない
・文房具、工作用具ー学校が用意したものを共有

各自が持っていくと失くす恐れがあるので、文房具や工作に使う道具は共有だったのでお金がかからず、助かりました。
小学校から中学校(G1〜G8)
公立であれば無料です。
・給食ーお弁当とスナック(午前と午後2回分)を各自持参
ランチタイムに家に帰って食べることも可能
G5(5年生)から親の許可の元、外に食べに行くことが可能
・教科書ー学校側が無料で用意したプリント
G6から各自にノートブックがレンタルされ、パソコンを使っての授業が増える
・体操服ー指定がなく、動きやすい格好であればOK
・水着ープールがないので水泳の授業がない
・文房具、工作用具ー指定がなく、各自持参

給食はないのですが、ピザデーとサブ(サンドイッチ)デーというのが毎週あり、学校に注文してお金を払って買うことができます。子供たちは毎週のピザデーを楽しみにしています。
高校
公立であれば無料です。日本の小中学校のように、カナダの高校は住んでいる地域によって高校が決まるため、受験がありません。
・給食ーお弁当とスナック(午前と午後2回分)を各自持参
ランチタイムに家に帰って食べることも可能
外に食べに行くことも可能
・教科書ー学校側が無料で用意したプリント
パソコン必携。提出物は殆どパソコンを使っての作業となる。
・体操服ー指定がなく、動きやすい格好であればOK
・水着ープールがある高校もあり、その場合は各自購入
・文房具、工作用具ー指定がなく、各自持参

住んでいる地域によって高校が決まるため、子供をレベルの高い高校に通わせるためにわざわざ引っ越す親もいるんですよ。
大学
大学は義務教育ではないため、公立であってもお金がかかります。ただ、試験代や入学金がかからないため、授業料のみとなります。公立の大学だと、ひとりにつきだいたい9万ドル(約 810万円)ほどかかると言われています。

幼稚園から高校まで授業料が無料なのは、本当に助かります。
カナダでかかるお稽古の費用
水泳
・市で開催しているスイミングクラス
・頻度ー週1回
・時間ー30分
・人数ー最大6人
・授業料ー2ヶ月分で$95(約8600円)
人数が最大3人のクラスだと$181。プライベートレッスンだと$300になります。ここは市が開催しているため安く、プライベートだと2倍から3倍高くなり、個人レッスンだと1時間で$40(約3640円)ほどかかるようです。
参考:日本での平均的な授業料 月5000円〜8000円

30分だと行き来の時間も着替える手間もあるので、短すぎるように感じます。スイミングレッスンは、1時間はほしいです。
バレエ
・プライベート
・頻度ー週1回
・時間ー60分
・人数ー最大 10人
・授業料ー$150(約13650円)
他にバレエのレオタード、チュチュ、バレエシューズ代がかかります。
参考:日本での平均的な授業料 月7000円〜10000円

うちは発表会まで続けられませんでしたが、発表会ではお揃いの衣装代がかかります。
体操
・プライベート
・頻度ー週1回
・時間ー90分
・人数ー最大 10人
・授業料ー$81(約7371円)
参考:日本での平均月謝額 4000円〜6000円

90分クラスといってもジャングルジムで子供を遊ばせる時間があり、実質60分ぐらいでした。
スケート
・プライベート
・頻度ー週1回
・時間ー50分
・人数ー最大 8人
・授業料ー2ヶ月分で$221(約20100円)
ここは安い方で、もうひとつは週1の50分クラスの月謝が$195で、更に登録料$30とスケートカナダのメンバーシップ料$40を毎年払わなければなりません。やはり、スケートはお金がかかりますね。
参考:日本での平均的な授業料 月5000円〜8000円

上の娘はフィギュアスケートクラスを受けていましたが、同じ授業料でした。
ピアノ
・プライベート
・頻度ー週1回
・時間ー45分
・人数ー個人レッスン
・授業料ー1回45ドル(約4100円)
初心者レベルは30分で$30、中級者レベルは45分で$45でした。
参考:日本での平均的な授業料 月5000円〜12000円

ピアノも購入しなければならず、メンテナンスも必要なため、かなりお金がかかります。
公文
・プライベート
・頻度ー週1回
・時間ー20−30分
・授業料ー$150(約13650円)(教室によって異なる)
参考:日本の公文の授業料 1教科につき
小学生ー7150円〜7700円 中学生ー8,250円〜8,800円

カナダでも公文は至る所にあるため、比較としてあげてみました。授業料の他に登録料や教科書代が他にかかります。
子供に英会話を習わせたいと考えている方は、こちらの記事をご参考にしてみてくださいね。
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まとめ
いかがでしたか?カナダでは幼稚園から高校まで授業料が無料ですが、お稽古事のレッスン料は日本よりも高くかかることが分かったかと思います。ちなみに、アイスホッケーはカナダの男の子に人気のお稽古事ですが、授業料が高いだけでなく揃えるものも多く、練習場所や試合会場への送迎もあるため、親への負担がかなり大きいのだそうです。

デイケア(保育園)もとても高いため、働きに行かずに家で子供のお世話をするか、フルタイムでがっつり働くかのどちらかの選択になってしまいます。
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